子どもが会いたいと言ってから面会交流

子どもが会いたいと言ってから面会交流

2015年07月27日 カテゴリー:面会交流のこと

子供が会いたいと言ったら 面会交流

 

子どもがまだ小さい

 

面会交流を拒否するつもりはないですが、子どもがまだ小さいので、子供が大きくなって「パパ(ママ)に会いたい」と言ってから面会交流をさせようと思っています。どう思いますか?

 

というご相談をよく受けます。

 

「そうですね。子どもの気持ちが一番なので、話ができる年齢になってから本人に意思を確認し、進めましょう。」

 

とお答えするかというと、私たちはそうではありません。「お子さんがどんなに小さくても、お子さんにとって面会交流は必要なことです。」とお伝えしています。

 

 

両親に愛されているか?

 

子どもたちの成長にとって一番大切なことは「自分は両親に愛されているんだ」「自分は必要とされて、愛されて生まれてきたんだ」と感じることです。

 

両親が離婚した子どもたちは、大切な父母が別れを選んだことによって不安を感じます。自分は愛される存在だったのか?自分は両親にとって必要な存在だったのか?を敏感に気にします。

 

ですから、離れて暮らす親との関係が希薄になれば、自分は必要とされなくなってしまったのか?捨てられてしまったのか?と思ってしまうでしょう。

 

 

親の記憶がない

 

「でもうちの子はまだ赤ちゃんなので、離れて暮らす親の記憶がありません。その場合、会わせても、よくわからないんじゃないでしょうか?」

 

そんなお声もあります。ですが、親の記憶がない赤ちゃんにとっても、面会交流は必要です。確かに赤ちゃんの頃は、面会について何も考えていないと思います。ですが、成長と共に必ず疑問に思います。

 

「どうして自分にはお父さん(お母さん)がいないんだろう?」そして離婚を知る場合も知らない場合も、自分のもう片方の親はどこに行ってしまったのか、なぜ自分に会いに来てくれないのか、悲しい気持ちになるでしょう。

 

そうなったときに始めて、離れて暮らす親に会わせようとしても手遅れかもしれません。それまでの会えない数年間に、離れて暮らす方の親の状況も変化するからです。

 

新しい家族ができているかもしれませんし、子どもと会えない年月の間に、面会交流への気持ちが薄れてしまうかもしれません。いくら親でも、全く交流のない子供に深い愛情を保ち続けるのは難しいことです。

 

 

離婚を経験しても健全に成長するために

 

親の離婚を経験しても、子どもたちが健全に、そして幸せに成長していくためには、両親からの愛情を感じ続けることが必要不可欠です。

 

それがなければ、自分を責めたり、自分という存在に自信が持てず、ときには自分を傷つけたり、拒食症や過食症をはじめとする様々な病理に侵されてしまう危険性があるのです。そしてそれは大人になっても続いてしまうこともあります。

 

愛情を感じて育った子どもたちは、例え親が離婚をしていても、それを受け入れ、乗り越え、前向きに成長していくことができます。大人たちは、そのことを忘れずにいて欲しいと思います。

 

面会交流は子どもの幸せな成長に欠かせないものです。両親との関係は、産まれた瞬間から始まっているのです。