面会交流させたくない

面会交流させたくない

2015年07月31日 カテゴリー:面会交流のこと

面会交流させたくない

 

気持ちの問題

 

「別れた相手と子どもを面会交流させたくありません。」そんなご相談もあります。

 

 

葛藤が高く離婚した場合、そう思ってしまう気持ちは仕方ないのかもしれません。

 

もう相手と関わりたくない、とにかく精神的に苦痛でできそうにない。そんな風に思うでしょう。
※ここでは、DVや子どもへの虐待、暴力があったケースは除いてお話しします。

 

それは仕方のないことだと思いますし、簡単に乗り越えられるなら、誰も苦労しませんよね。

 

頭では、子どものために面会交流は必要なんだとわかっていても、自分の嫌な気持ちを抑えられないかもしれません。

 

そんなときどんな風に考えたらよいでしょうか。少しでも参考になればと思い書いています。

 

 

子どもにとってはどんな親も親

 

あんな父親(母親)、子どもにとっていない方がよいと思う。交流を持つことで、逆に子どもに良くない影響があると思う。

 

 

そんな風に言う大人は少なくありません。確かに、そうか思われても仕方のない親が存在するのも事実です。

 

浮気、借金、嘘をつく、子どもに関心がない、酷い場合は、子どもを傷つける態度をとったり、子どもからお金を奪っていったり…

 

そんな親ならいない方が良い。そうかもしれません。

 

でも、それは大人が勝手に判断することではありません。

 

そんな親なら自分には必要ない。
そう子どもが自分で決断するべきです。

 

世間から見たら酷いと思われる親を持つ、沢山の子どもたちから話を聞いてきました。

 

その子どもたちは、どんなに酷い親でも、「やっぱり自分の親だから…」「忘れられない…」「気になるし会いたい…」「心配だ…」そんな風に言いました。

もちろんその中には、交流を持ってみた結果、「あんな親とは縁を切りたいと思ったんだ」と言う子どももいました。

 

しかしそう決断しても、それが一生揺るがない決断になるかは誰にもわかりません。やっぱり未練が残ったり、なかなか決断できない子どももいます。私はそんな子どもたちの気持ちを聞いて思いました。

 

どんな親でも子どもにとっては唯一の親。
そして、親を切り捨てていいのは、子ども自身だけなんだと。

 

子どもは必ず自分で判断できるときがきます。親はどんな人なのか、自分のことをどう思っているのか、自分にとって必要な存在なのか。

 

子ども自身が判断できる年齢に決まりはありませんが、中学生くらいになれば少しず考えられると思います。自分の目で親という存在を見つめながら、大人になる過程で親との関係を固めていきます。

 

ですので、周りの大人は、子どもが自分自身で親を見つめ、判断できるようになるまで見守ってあげて欲しいと思います。

 

 

一緒に暮らす親との関係

 

 

離れて暮らす親との関係も大切ですが、子どもたちにとって、一緒に暮らす親との関係はとても大切です。

 

離婚をした後の親との生活は不安でいっぱいです。そして一緒に暮らす親の精神状態も敏感に感じ取ります。なるべく平和に穏やかに、愛情を感じながら生活したいと願っています。

 

ですが、親のほうは離婚という大きな出来事で身も心もボロボロになってしまったり、離婚後の生活にも余裕がなく、子どもとの良好なコミュニケーションが取れなくなってしまうこともあるかもしれません。

 

そんな状態で、面会交流をさせなきゃと思っても、心がついていかないかもしれません。いざ面会交流をさせても、笑顔で送り出すことができなかったり、子どもにひどい態度を取ってしまうかもしれません。

 

そうなってしまうことが子どもは一番ツライことです。子どもにとって、一緒に暮らす親との安定した関係があるからこそ、離れて暮らす親との交流を心から喜ぶことができるのです。

 

もし一緒に暮らす親が、離れて暮らす親との交流を妨げたり、交流をよく思わずイライラをぶつけたりすれば、子どもは深く傷つき、一緒に暮らす親への信頼は崩れていってしまいます。

 

そして大人になっても、それが原因で親子がギクシャクした関係になってしまうかもしれません。残念ながら、二十歳を過ぎてその苦悩を抱えている子どもたちの声も聞きます。

 

ですから、面会交流に関して精神的に追い詰められてると感じたときは、まず自分自身の心のケアをしてあげてください。一人で抱え込まず、誰かに気持ちを話してみたり、カウンセラーなどの専門家を頼ってみてください。

 

まずは心を元気にしてあげてください。そして、子どもの立場にたって、もう一度考えてあげて欲しいと思います。