面会交流のあと子どもが不安定になる

面会交流のあと子どもが不安定になる

2015年08月12日 カテゴリー:面会交流のこと

面会交流 子ども 不安定

 

面会させないほうがよい?

 

「面会交流のあと、子どもが不安定になります。面会させないほうがよいのでしょうか?」というご相談を受けることがあります。自分はなるべく嫌な顔や態度を見せないようにしているのに、子どもが不安定と感じることがあるかもしれません。

 

ですが、それだけで面会交流を中止しないで欲しいと思います。

 

子どもの言動の変化には、何かきっかけがあることが多く、そのきっかけには様々なものが考えられます。面会交流中の、離れて暮らす親との会話で、何か子どもにとって腑に落ちないことがあったかもしれませんし、面会交流の前や後の、一緒に暮らす親からの言葉などが原因かもしれません。

 

「どうして一緒に暮らすことができないのだろう」と考えたり、またしばらく会えなくなることへの寂しさを抱えて帰ってくるのかもしれません。また、面会交流そのものではなく、進路の悩みや、一緒に住む親の疲れた表情をみて不安定になる子どももいます。

 

本当の原因がどこにあるのかは、子どもに聞いてみないとわかりません。ですから、親の想像だけで判断しないで欲しいと思います。もし原因がほかにあった場合、勝手な想像で子どもを振り回してしまうことになりますので、何よりも、子どもの声に耳を傾ける必要があります。

 

しかし、そういった話を子どもから進んでするとは思えません。言いにくいことですし、もしその原因が話そうとする親本人にあるものであれば尚更、口に出せないでしょう。

 

 

対応策はあるの?

 

対応策は、なんでも言い合える関係を普段からつくっておくことです。今からでも遅くないと思います。親子で話し合いができ、その理由さえわかれば、改善に向けた行動をとることができます。

 

離婚家庭の親子には、聞きたくても聞けないことが多くあるので、両親が揃っている家庭よりも、さらに親子のコミュニケーションが大切になってくると思います。学校であったことや友達のことなど、些細なことでもいいので、毎日会話をしてください。その積み重ねで、なんでも話せる親子関係が築かれると思います。

 

子どものほうは、忙しい親に気をつかって自分から話を切り出すことはしないかもしれません。何か悩み事があっても、迷惑をかけないように、心配をかけないようにと親の前では普段通りに振るまう子どもが多いです。

 

ですから、親のほうから話をしてあげて欲しいと思います。はじめは話さないかもしれませんが、急がずゆっくり続けてみてください。

 

 

帰ってきた子どもにかける言葉

 

面会交流から帰ってきた子どもが、いつもと違う表情をしていたら、「今日はどうだった?どんなことしたの?」などとさりげなく声をかけてみてください。子どもの方から、一緒に暮らす親に面会交流の詳しい話をするのは気まずさがあって難しいので、親の方から聞いてもらえると良いです。

 

聞いてもらえたことによって、話すことができ、自分の感情を伝えることができるかもしれません。最初は言葉少なでも、何か見えてくるものがあるはずです。

 

また、多くの家庭では面会交流の話をタブーにしてしまうようです。子どもの方は親に気をつかって話さず、親の方も、聞いていいものかわからず聞かない。すると、面会交流の話が親子の間でなんとなくタブーになってしまい、子どもが面会交流のことで何か悩んだ時も話せなくなってしまいます。

 

そうなってしまわないよう、日頃からできるだけ面会交流について話をするようにして欲しいと思います。聞いても反応が薄いと感じることもあるかもしれませんが、親から話をされることで、「一緒に住む親に面会交流の話をしてもいいんだ」と思えるのです。

 

それが子どもにとって大切なことです。